2019/8/4追記
昨年の台風21号被害による柑橘、南高梅、ハウス全半壊によるカーネーションへの影響

ゆらわせ、日南わせ苗木畑

ほとんどが枯れたため、全面的に伐根し、新しい苗木に植え替えをしました
2019/8/4現在、雨がほとんど降らないため、灌水などをしながら世話をしています

ゆらわせ、日南わせ成木畑

液体肥料を週1～月1で葉面散布、土壌潅注で対処し、18年は少し摘果もしつつ、収穫を終えました
19年については、前年9月に花芽を作るための準備が始まるため、不作ではないかと予想される
今後も随時液肥を撒いて樹勢回復、維持に務める方針
2019/8/4現在19年も引き続き、5月まで液肥の葉面散布をし、5月に開花。
しかし、実として残った数は少ないため、2019年は不作予想

ハッサク／さつきハッサク

液体肥料を週1～月1で葉面散布、19年冬ハッサク、さつきハッサクは収穫を迎えられそう
19年については、前年秋に花芽を作るための準備が始まるため、不作ではないかと予想される
今後も随時液肥を撒いて樹勢回復、維持に務める方針
2019/8/4　5月に開花はしたものの、やはり実として残ったものは少なく、不作予想

カーネーション

ハウス全壊でビニールがかけられなかったハウス（赤、濃いピンク）に関しては、霜が降りたため花が痛み、
これから一斉カットの予定。カット終後の畑の様子を見ながら、母の日出荷について検討していく
2019/8/4　残っているハウスは4割。2020年については収穫量が半減以下となることから母の日出荷は停止
また、ハウスの再建は2019年末辺りの見込みとなり、再建したハウスについてはカーネーション栽培を担当している父母の高齢化により、果樹を植える予定

南高梅

例年に比べると、塩害にあたった上部の方の花数が少なく、収量減が見込まれる

2018年9月4日台風21号にて、被災いたしました。

現状、確認できているだけでも
・カーネーションのハウスが5棟中3棟が全半壊
・みかんの苗木100本が塩害にて枯れる
・梅の木が塩害に遭う
・柑橘の木が数十本倒れる

以上のような状況です。
ゆらわせみかんの実は、今のところ影響が少ないように見えますが、みかんの葉が塩害で落ちてきているため、
今後の様子を見て行かねばならない状態です。
当地は海から7㎞ほど離れているため、これまで塩害とは無縁の地だったため、塩害に関しての影響は未知数です

カーネーションのハウスの現状

・普段ほとんど風の影響を受けない小ハウスを除き、すべてビニールを外した状態でしたが、基礎がゆがんだり、屋根が落ちたりといった状態です
・一部塩害で枯れ始めている株が出てきています
・基礎が歪んだハウスについては、ビニールをかけることが困難なため、加温することができません。母の日のカーネーションの収穫量が半分以下に落ちると想定しております
・また、2020年以降の栽培については縮小、中止も含めて現在検討中です

みかんの現状

・みかんの苗木100本が塩害にて枯れる
→一部枝が生き残ったものもあるため、土壌に中和剤等を撒くことを検討
→10/1　土壌灌注、また葉に液肥（液体肥料）３～４回撒き、現在秋の新芽の芽吹きを確認できました
・柑橘の木が数十本倒れる
→立て直しはしましたが、根が切れたものも多いため、これから枯れ込み始めるものも出ると予想
・柑橘の成木も塩害にて葉が落ち始める
→10/1　現在経過観察中。あまりに葉が落ちるようだと、ゆらわせ等も早期収穫を視野に入れる必要性あり
→落葉は止まったものの、例年よりも小粒のまま成長が止まっているため、今期は早期収穫を予定。
11月初旬までに販売を完了させ、樹体を休ませていくことを検討しています

梅の現状

・梅の木が塩害に遭う
→経過観察中。落葉樹なので判断がつきにくい。最終判断は春の新芽を待つ必要あり

周辺の状況

・川辺の雑木や、山の雑木が塩害に遭い、枯れており、異様な光景です


まだ進行中の症状もあり、これからまだ経過観察が必要です。
また、カーネーションのハウスの建て直しには1000万円単位の資金が必要となるため、今後将来計画の変更も含めて検討していきます